○ セザンヌ主義
~父と呼ばれる画家への礼賛
ピカソ・ゴーギャン・マティス 他
(STV創立50周年記念)
会場:北海道立近代美術館
中央区北1条西17丁目
電話(011)644-6882
会期:2009年2月7日(土)~4月12日(日)
時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
休み:月曜日(定休日)
料金:当日券・一般1,300円 高大生900円 小中学生500円
主催:当館 札幌テレビ放送
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確かにセザンヌは大事な人だ。現代美術の巨匠と呼ばれた人達に多大な影響を与えたことは間違いない。
僕自身はというと、学校での美術の時間では全然興味が湧かなかった。ところがどうしたことか、50代で絵を見始めた時にまっさきに関心がもたれたのはセザンヌだった。わざわざ旭川までたった一枚の彼の静物画を見る為に足を運んだ。行って良かった。
彼はいくつかの視点を同時に絵画に取り入れて一枚の平面空間として構築した。絵全体の硬さと、絵そのものの嘘さ加減が見る者に不思議な体験をもたらす。
あまりにも古典の大家となったセザンヌである。彼の画法を絵画の方法・技術論として研究するか、セザンヌの絵画史の位置付けとして勉強するか、特殊な絵画体験として接近するか、現在では人それぞれのセザンヌの楽しみ方があろう。
40点ほどのセザンヌ原画の展示という。道内でこれほどまとまって見れる機会は少ないだろう。