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山本雄基
[みえないみえる]
会場:JR札幌駅東コンコース・JRタワーARTBOX
中央区JR札幌駅構内
(地上東コンコースの西壁面。東改札口の南側)
問合せ・JRタワー展望室アートチーム
電話(011)209-5075
日程:2009年5月1日(金)~7月29日(水)
(会期中無休)
時間:8:00~22:00
次回予告: 田村陽子、「記憶する足形」。
(「アートボックス」公募受賞作品展。)
ーーーーーーーーーーーーーーー(5・5)
案内状を頂ました。ありがとうございます。
「2009年度 アート・ボックス公募」による作品展です。今年は残念ながらグランプリは無くて、優秀作品4点が選ばれました。3ヶ月毎に交代で展示されます。その栄えある?第1号が山本ワールドです。確保賞金30万を含めておめでとう。
山本雄基君の詳細な自己解説がDMにまとめてあります。
それには、「日常の目に見えること、目に見えない感じることに僕たちは囲まれている。その中から肯定的なこと、普遍的な何かを視覚化(絵画化)するのに取り組んでいる。絵画は見えはするけれども触れられない。触れられないが、色彩の交差する心地良くもあり不安な世界でもある。それを表現したい、見る人と感じ合いたい。それが僕にとっての絵画の存在理由だ。」そんな趣旨でしょうか。
確かに説明されてみれば、そんなものかと山本ワールドを理解することができる。言われないとわからない山本ワールドかもしれない。作品と言葉が付かず離れずな点が「現代美術」的なのだろう。
「みえないみえる」とはどこか禅問答のようだ。禅の修業は幾歳月必要かわからない。限り無き将来に山本君の思いが絵画として完結・収斂するかもわからない。その到達作品が良い作品かどうか?若くてエネルギッシュな時今の作品が他人に共鳴できるかどうか?賞を得たということは、関係者に彼の思いがそれなりに理解され評価されたとのろう。
鑑賞者は関係者ではない。彼等の評価とは一線を画して見るべきだろう。果たしてどれほど彼の思いが絵に体現されているだろうか?