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抽象展
会場:ギャラリーたぴお
中央区北2条西2丁目・道特会館1F
(中通りの西側の郵便局のあるビル。)
電話・林(090)7050-3753
会期:2009年5月18日(月)~5月23日(土)
時間:11:00~19:00
【参加作家】
伊藤みゆき 甲斐野弘幸 加賀谷智子 笹岡素子 時川旬子 名畑美由紀 能登智子 原田勢津子・・・以上、8名。
ーーーーーーーーーーーーーー(5・7)
小品展ですが、小品展だからこそ味わえる抽象というものがある。参加者も、仲間同士というよりも、たまたま「抽象」ということでの出会いの人達だ。
「抽象画」は具体的な物を描くという意味でのデッサン力は必要ないかもしれない。デッサン力の程度は具象を描かせたら明瞭だろう。少なくとも抽象を描く時のメインの技術(芸)は狭義のデッサン力にはないだろう。ある意味、それを否定したところに成り立っているかもしれない。それでは、「抽象」には何が必要なのだろう?デザイン感覚?構成能力?その人ならではオリジナル?イメージの昇華能力?目に見える物に捉われない自由な心?
決して札幌を代表する作家展ではない。それぞれがそれぞれのテーマに基づいて、絵画に抽象に取り組んでいる。作品の優劣、好みの差はあるだろう。昨年も見たが、作品を語り合うには好ましい展覧会だ。参加者相互バラバラの「抽象展」、現在的で更によろしい。頭を柔らかくして見て貰いたい。