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秋山久美子・個展
会場:札幌時計台ギャラリー・2階 B室
中央区北1西3・札幌時計台文化会館
(東西の中通りの北側にあるビル)
電話(011)241ー1831
会期:2009年6月29日(月)~7月4日(土)
時間:10:00~18:00
(最終日は、~17:00まで)
ーーーーーーーーーーーーー(6・4・木)
案内状を頂ました。ありがとうございます。
(DM作品は、「マジシャン」・S50。)
秋山久美子さんは道展の会友です。
ちょうど会友になられた頃に個展を見たことがあります。その展覧会では、会友になるまでは色を散りばめて比較的自由に描いているという印象でした。硬さは当然あるのですが、初々しい素直な硬さです。その後道展で目にしますが、構成を研究中という感じで自由度が減っています。絵としては面白味に欠ける。その辺は仕方がないのでしょう。描きたい絵のために課題から入るタイプなのでしょう。真面目なのですね。
道展会員・山川真一氏に師事されるくらいですから、基本的にはカラーマンだと思うのです。
もし、乱舞する色の世界を求める資質ならば、心を躍らせて色も躍らせて、描くことにによって問題を確認し、先に進んだほうが良いと思う。日常生活の真面目さを絵の世界だけは無視するのです。
もし、一見華やかだけれども静謐な色と光に満ちた世界を探求するのならば、今以上に構成だけの探求を超えて、色そのものの苦しい追求が必要なのでしょう。真面目な気質を生かして一つ一つ研鑽していかれた方がいいのでしょう。
果たして秋山久美子さんはどちらなのだろう?そんなことを感じながら見に行きます。