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第13回 アイヌ語地名研究大会 in 札幌
【研究発表 1】
・「チライのつく地名」
高橋慎氏(栗山町ハサンベツ里山計画事務局長)
【研究発表 2】
・「アイヌ語地名発掘の旅」
伊藤せいち氏(オホーツク文化資料館館長)
会場:北海学園大学豊平キャンバス 1階AV教室
札幌市豊平区旭町4丁目1番40号
事務局・電話(011)821-2831 (高木)
日時:2009年9月12日(土) 13:00~15:30
料金:無料(資料代100円)。定員120名(先着)。
主催:アイヌ語地名研究会
協賛:北海学園大学 松浦武四郎研究会
後援:(社)北海道アイヌ協会 他
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「チライ」とはアイヌ語、イトウという魚のことです。そのチライの付く地名の研究発表会です。
道内の処々に「チライ」の付いた地名があります。
山田秀三氏の「北海道の地名」には、「知来、知来乙、知来川、知来別、チライカリベツ川」などが見えます。どれもイトウが多く住んでいた川から付いた名前でしょう。
かつては青森県にも生息していたとのことですが、現在では国内は北海道だけに住んでいます。北海道北部や東部、石狩川などの規模の大きい川や、緩やかな流れを持つ湿原河川などに生息し、その南限は羊蹄山の麓を流れる尻別川とのことです。
さきほどの地名もそれらの地域にあることでしょう。稚内とか倶知安あたりです。
研究発表は「チライ」から見えてくるかつての北海道像です。川を背骨のようにして、「北海道」にどれだけ迫れるか?それは今の北海道の有り様を考えることと同じことです。
チライ以外にもアイヌ語地名の刺激的な言葉が聞けると思う。是非参加したいものです。