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鈴木悠高・個展
会場:札幌時計台ギャラリー・2階B室
中央区北1西3・札幌時計台文化会館
(東西に走る仲通りの北側のビル)
電話(011)241ー1831
会期:2009年9月14日(月)~9月19日(土)
時間:10:00~18:00
(最終日は、~17:00まで)
ーーーーーーーーーーーーー(8・22)
案内状を頂ました。ありがとうございます。
「黄色の人・鈴木悠高」さんの個展です。
最近の鈴木さんは黄色のみの絵ばかり描いています。
黄色を描き始めの頃は、「暖かい」とか、「面白い」と言われて、それなりの人気があったかもしれない。ところが、見た目には代わり映えしない黄色い抽象画ばかり描き続けています。、もしかしたら冷ややかな言葉が贈られているかもしれません。曰く、「マンネリだ」とか、「既に過去の巨匠が歩んだ後追いだ」とか。あながち否定しがたいことだとは思います。
ですが、僕は彼の行為を高く評価しています。画業は一朝一夕でなるものではないし、見る人の好みにいつも応えられるものではないでしょう。
なぜ黄色ばかりを描くか?それはわからない。
わからないが、そこに作家のこだわりがあり、そのこだわりを超えなければ先に行けないのでしょう。
どんな先があるか?それもわからない。
もしかしたら、僕の期待に反して、その先はつまらない絵を描く人になっているかもしれない。絵に対する真摯な態度が良き結果を生むという保障はないのです。ですが、真摯な態度、それ以外には続く一歩はないでしょう。
もしかしたら、僕は彼の絵よりもその行為を愛しているのかもしれない。黄色に愛を、見果てぬ夢を見ているのかもしれない。