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2007年 12月 16日

⇒企画展) 宮の森「阿部典英・柿﨑煕・ 伊藤隆介、3人展」10月16日(火)~12月16日(日

⇒企画展) 宮の森「阿部典英・柿﨑煕・ 伊藤隆介、3人展」10月16日(火)~12月16日(日_f0142432_1926568.jpg○ 阿部典英・柿﨑煕・ 伊藤隆介 三人展
    スキャン・ドゥ・スキャン 2007 

 会場:札幌宮の森美術館
    中央区宮の森2条11-2-1
    電話(011)612-3562
 会期:2007年10月16日(火)~12月16日(日)
 休館:基本的に月曜日
 時間:11::00~19:00
 料金:一般300円、高大生200円、中学生以下無料

既に始まっています。

Ryoさんの掲示板に詳しい画像があります。

 上記のサイトを見ても、非常に気になる展覧会で、早く行かねばという気持ちになります。

 ところで、タイトルの「スキャン・ドゥ・スキャン」とはどういう意味なのでしょう?残念というか恥ずかしいというか僕には分からない。そして、この3人の組み合わせはどういう意図によるものなのでしょう。パンフレットには参加者の紹介はありますが、企画の言葉が無い。
 ここのギャラリーは現代美術をターゲットにしています。世界や日本の著名人を招聘して企画展を重ねています。ステータスの高さを目指しているところでしょう。そして、いよいよ今回は地元の作家の企画展です。ここで紹介する美術家は力のある人が前提でしょう。将来を考えたら、いつも道外ばかりの企画展では資金的にも大変でしょう。道内の美術界での地歩の確立を思うならば、どれだけ有力な作家を紹介できるか、抱え込むかは大事なことでしょう。

 この3人の選定。パンフレットを見る限り、美術館担当の学芸員だけでなく、吉田豪介氏が介在しているようです。吉田さんは旧どらーるの選考担当であり、その時に阿部氏、柿崎氏を選んでいます。そんなに古い話ではありません。そして、伊藤氏は吉田氏の縁者です。出品作家はどなたも素晴らしい作家です。吉田氏も道内美術評論を牽引した立派な方です。そこに、道内の美術ステータスを高めたいと欲している宮の森美術館が絡む。展覧会の美術レベルの高さとは違った、何ともいえない古臭さを感じてしまう。安易な定まった価値観への安住を思う。それに、もう吉田豪介氏に頼ることは止めにしてもらいたい。今年から新装成った「北海道現代具象展」の顧問を吉田氏はされているみたいだ。大きな道内の団体の展覧会の図録には相当に氏の名前が出てくる。他に道内には美術を語る言論人はいないのでしょうか?もしいないとするならば、画家達はそういう人を育てようという意思は無いのでしょうか?僕は5年間地元の絵を見てきました。作家達には大いに刺激を受けています。しかし、札幌美術界から発せられる言葉、言論人の人脈には物足りなさを感じています。教育大からは画家だけでなく、言葉を文字を発する人も育てて欲しい。道新は美術を引っ張る気持ちが無いようです。梁井氏などを今から5年間美術専属の記事を書かせたらいい。今も素晴らしい活躍をしているが、更に飛躍するでしょう。そういうエキスパートを育てたくないのでしょう。

 美術にとって大事なこと、「場ー作品ー文字」。若き美術文学青年、見つけて、書かせて、育てていかないといけない。

追記(11・5):北海道美術ネットさんからトラック・バックを頂きました。見えなくなってしまいました。こちらの手違いで、消したのかもしれません。もしそうでしたら、失礼しました。⇒召還するか放置するかコメント欄に書くか炎上させるか(←これはさすがにまずいか)


by eitu | 2007-12-16 08:16 | ☆ 宮の森美術館


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