カテゴリ:●[道外:関西 九州 他]( 13 )


2013年 12月 01日

⇒コンペ展)「京都からアートで祝う式年遷宮(高橋知佳・参加)」京都・大原野神社 11月1日(金)~12月1日(日)

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第62回神宮式年遷宮奉賛事業

京都からアートで祝う式年遷宮 

  依代アートプロジェクト



 コンペのタイトル:京都×伊勢 アートで祈り 

 作品テーマ    : 依代(よりしろ)
   




   
 会場:京都市内の十社
     (高橋知佳作品会場は大原野神社) 
    電話

 会期:2013年10月1日(火)~12月21日(土) 
    (高橋知佳は ⇒11月1日(金)~12月1日(日)  


 時間:?:00~?:00
    (会場が神社なので、不明)

 主催/運営:神社への捧げものアートコンペ実行委員会


※ 会場や参加作家等の詳細は、パンフを拡大して確認して下さい
      

ーーーーーーーーーーーーーー(11.3)

 参加されている高橋知佳さんから案内をいただきました。ありがとうございます。


 来年の伊勢神宮・式年遷宮を祝ってのアートコンペ展です。
 会場は京都市内10ヶ所の神社神宮です。選ばれた作家は21名。その中に札幌市在住の高橋知佳さんがいるのです。嬉しいですね。

 彼女の展示作品は2点のようです。タイトルは「あむ、むすぶ」。
 その作品の様子と作家のコメントをパンフレットから抜粋して掲載します。拡大して読んでみて下さい。


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 高橋作品は「鹿」みたいですね。神社境内敷地に飾られるのでしょう。



 作品は細い鉄線を編んだり、結んだり繰り返しながら形作られた2柱の神鹿像。・・・。
  ・・・「編む」行為は、その(自分が感じている)混沌とした世界に「かたち」を与える作業です。同時に、内に抱えた様々な心を吐露する行為であり、自分の心を「ほどく」行為でもあると考えています。(以上、パンフから抜粋。)


 高橋知佳・裸婦像を見知っています。針金で編まれていました。確かに形を与えて、「祈り」を表出していると感じていました。上の文章で驚いたのは、「吐露する行為」と語っていることです。若い情念・エネルギーの直截な造形でもあったのです。彼女が「祈り」と語っても驚かないでしょう。「吐露」、そのストレートな言葉に新鮮な驚きを感じました。今後も、その「吐露」に着目して見ていきたいですね。


 彼女の展示も既に始まっています。京都に行かれる方!ちょっと覗いて応援しませんか?
 「芸術品に応援とは何事か!」
 確かにそうですが、わざわざの京都行です。エールを贈るのも悪くはないでしょう。


 イベント会場地図を載せます。


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by eitu | 2013-12-01 00:25 | ●[道外:関西 九州 他]
2012年 09月 25日

⇒個展)「藤谷康晴 WILD BRIGHTNESS -原子の咆哮-」(大阪市)@アートスペース亜蛮人9月21日(金)~9月25日(火

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藤谷康晴 

   WILD BRIGHTNESS
     ー原子の咆哮
 

 
 会場:(大阪市)@アートスペース亜蛮人 
      大阪市浪速区日本橋4-17-15
      電話(090)8209-7868

 会期:2012年9月21日(金)~9月25日(火)
 休み:
 時間: 13:00~20:00
      (初日 18:00~ドローイング・パフォーマンス)
   
ーーーーーーーーーーーーーー(9.20)

 案内を頂きました。ありがとうございます。

 藤谷康晴さんは近年は関西で精力的に個展を開いています。誰かの力を借りてとか、助成金をテコにしてというものではないようです。どこまで自力でやれるか、ぞういう自分の行為を楽しむかのようなふるまいです。

 最近、色を使い始めたのが一大特色です。まだ手探りという感じはしますが、一大飛躍のためには必要な通過点でしょう。

 見には行けない。それは仕方がない。次の機会を楽しみにしよう。
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by eitu | 2012-09-25 08:24 | ●[道外:関西 九州 他]
2012年 09月 20日

⇒個展) 「東影智裕・個展」 :(神戸市)ギャラリー島田 9月15日(土)~9月20日(木)

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東影智裕・個展 

 
 会場:(神戸市)ギャラリー島田 
      神戸市中央区山本通2-4-24 リラズゲート1F
      電話(078)262-8058

 会期:2012年9月15日(土)~9月20日(木)
 休み:
 時間: 12:00~19:00
      (火曜日は、~18:00。最終日は、~16:00まで。)
   
ーーーーーーーーーーーーーー(9.18)

 案内を頂きました。ありがとうございます。

 ご存じ「へたれアニマル・シリーズ」の東影智裕さんの個展です。
 前回のDMのへたれ表情は「哲学者になりたい、なれるだろうか」というものでした。
 そして今回のDMのへたれ君、「『へたれ』なんて言うな!」という、怒れる凄みがあります。実際DMの案内にはオーナー氏の言葉があり、「・・・切断された動物の首には死を幻視させ・・・毛皮の質感は残酷と諧謔を同時に孕みこむ。・・・」、素晴らしい表現です。哲学者顔、怒れる晒し首に呼応した企画者の思い入れの深さを感じます。

 そんな東影作品をいつまでも「へたれ」と言い続けるのは作家に対して失礼かもしれない。成長する作家を見ていないのかもしれない。しかし、僕には、「オレは怒っとるぞー、怒っとるぞー、プンプン。だからオレの首をけっ飛ばしてくれ!!プンプン」という哀しきへたれ声が聞こえてきます。

 注目度著しい作家の個展です。既に始まっています。神戸に知り合いのいる方は是非、「東影智裕を見てこい!」と檄を飛ばして下さい。
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by eitu | 2012-09-20 17:13 | ●[道外:関西 九州 他]
2011年 06月 19日

⇒個展) 「CITY NECROMANCER YASYHARU FUZIYA(藤谷康晴)」 (京都)同時代ga. 6月14日(火)~6月19日(日)

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○ CITY NECROMANCER  

    YASYHARU FUZIYA
     (藤谷康晴
 

 
 会場:同時代ギャラリー
      京都市中京区三条通り御幸町角・1928ビル1F
      電話(075)256-6155

 会期:2011年6月14日(火)~6月19日(日)
 休み:
 時間: 12:00~19:00
     (最終日は、~18:00まで)
   
ーーーーーーーーーーーーーー(5.5)

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 「シティー・ネクロマンサー」、都会の魔術師でしょうか。
 DM作品、確かに地図の網目の中に魔術師がいる。それは藤谷・魔術師?

 都会とは富が集中し、その富にアリがすがるように人が溜まる。リッチな人がいればプアーな人もいる。リッチマンはその豪勢さを自宅に収集品にと誇示し、プアーマンはかなわぬ夢を彼等の影に求める。だが、そういう都会像は日本にあるのか?少なくとも、日本を代表する中堅都市である札幌にあるのか?富にまつわる目くるめく妖しげな世界が?
 だが、藤谷康晴は都市にこだわる。札幌という都市にこだわる。そこが育った原点だからか?育った定点ということ、小なりとも大都会であるということ、その風土としての個人史と国の似姿との絡み合い。そして今展が京都で開かれる。京都、そこは日本美を形作ったところであり、都会文化の原点だ。京都は今なお多大な富を保有する。その地の富を忘れてはいけない。東京のこれ見よがしの富、京都貴人はバカにしているだろう。富とは目立たずにしっかりと重みのある存在ということを、京都千年の歴史で学んでいる。京都人の中にある、無言のプライドを田舎人・札幌人は学ばねばならないだろう。文化の何であるかを学ばねばならないであろう。その奢りも含めて。

 青年・藤谷康晴は果敢に日本の中心に闘いを挑む。見に行きたいものだ。

 
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by eitu | 2011-06-19 16:46 | ●[道外:関西 九州 他]
2011年 05月 22日

⇒企画3人展)「東影智裕 須飼秀和 大庭和昭 3人展」(姫路)ルネッサンス・スクエア 5月7日(土)~5月22日(日)

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○ 東影智裕 須飼秀和 大庭和昭
       三人展
  

 
 会場:ルネッサンス・スクエア
      姫路市三左衛門堀西の町205-2
        (株)パナホーム兵庫 1F
      (JR姫路駅中央口を南へ出て徒歩10分、
       姫路キャッスルホテル何隣。外堀川の近く。
      ※ 無料駐車場完備
      電話(079)224-8772

 会期:2011年5月7日(土)~5月22日(日)
 休み:水曜日
 時間: 10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

 協賛:(株)パナホーム兵庫
   
ーーーーーーーーーーーーーー(5.13)

 参加作家の東影智裕さんから案内状を頂きました。ありがとうございます。



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 ↑:左から、
   東影智裕(立体) 1978年兵庫県高砂生まれ、東京都西東京市在住。 
   須飼秀和(絵画) 1977年兵庫県明石市生まれ、同市在住。
   大庭和昭(陶)   1974年兵庫県神戸市うまれ、同県加古郡在住。


 同じ高校で平面造形作家・椿野浩二氏から美術を学んだ3人繋がりです。彼等は若手としてバリバリの現役作家であり、彼等への強い支援の意を込めての地元企業の企画展でしょう。「こんな面白い地元育ちの作家が居るぜぇ!見ようよ、見てくれよ、応援しようぜ!!」

 兵庫繋がりを度外視して、非常に面白い組み合わせです。深刻ぶらないところが3人の共通性で、それは美術を皆なで楽しもうよという立場でしょう。深刻ぶりはしていませんが、「美」や「芸術」や「表現」という難しい問題を内包しているようです。そこの辺りの緊張感が彼等の通奏低音かもしれません。

 東影智裕さん、リアルな動物を作る人です。リアルにリアルに作れば肌の細密さなど、どこかに薄気味悪さがでてくるものです。そういう怖い部分を一切排除して、リアルなヘタッタ表情で僕らを見る目線、突き抜ける優しさの向こうに、何とも言えない寂しさがあります。

 以下はパンフを見る限りでの印象です。

 大庭和昭さん。「丸い」という造形を追求しているようです。かわいく愛おしくなるその形に、仏教的な涅槃を求めているようです。

 須飼秀和さん。デザイン的な明るさが信条のようです。「古くあるもの」を今という時間の中で楽しんでいる。古さにはどうしても懐古調にならざるを得ません。それを否定しないで、オモチャとして今あるように楽しんで、時空をやさしく横断しているのでしょう。その作品を見る人達と一緒に。
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by eitu | 2011-05-22 10:06 | ●[道外:関西 九州 他]
2011年 05月 15日

⇒個展) 「石川潤・個展 『深深』」 システマga.  5月10日(火)~5月15日(日)

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○ 石川潤・個展 

    「深深
 

 
 会場:システマ・ギャラリー
       (SYSTEMA GALLERY)
      大阪市西区北堀江3-6-2
       乳業センタービル別館3F
      電話090-6502-4949

 会期:2011年5月10日(火)~5月15日(日)
 休み:木曜日(定休日)
 時間: 12:00~19:00
   
ーーーーーーーーーーーーーー(4.22)

 案内状を頂きました。ありがとうございます。


 石川潤さんは多作家で、グループ展などに沢山参加しています。ところが、その画歴に個展がないのではないでしょうか。「個展」の響きが初々しく響いています。
 DM作品、菊のようなネギボウズのような花々に見えます。深々と重なるように咲いています。静かに静かに、そして若さから発散するエネルギーがあります。
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by eitu | 2011-05-15 07:34 | ●[道外:関西 九州 他]
2010年 06月 02日

⇒個展) 大阪市・AD&A 「藤谷康晴・個展 『超空間』」 5月21日(金)~6月2日(金)

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○ 藤谷康晴・個展
    超空間

  
 会場:AD&A gallery
     大阪府大阪市西区京町堀1-6-12 
     電話(06)6443-3300

 会期:2010年5月21日(金)~6月2日(金)
 休み:木曜日(定休日)
 時間:13:00~20:00
   
ーーーーーーーーーーーーーー(4・18)

 (DM作品は、「機械の告白、大地の涙、少女の一服」・2009年 560×760㎝ 水彩紙 インク 筆。)

 現在、テンポラりー・スペースでは藤谷康晴君の個展が開かれています。そこに、DM作品も展示されていて、しっかり見てきました。感想は本編に譲るとして、是非見てもらいたいものです。

 AD&Aギャラリー、谷口顕一郎君が、昨年の1月に個展を開いた会場です。細長いビルの1,2階が会場です。1階は天井が高いのが特徴で、その高さは会場の横幅をキュッと引き締めていて不思議な空間です。作品に力がなければ会場に負けるでしょう。さて、藤谷・ワールドはその空間に勝てるのか?タイトルも「超空間」、作品の事を語ってはいるのでしょうが、会場を「超」空間にしてみせるのだ!という宣言かもしれません。

 2階と合わせて広い会場です。いままでの作品が総出演になるかもしれません。

 藤谷康晴君は1昨年にライブ・ドローイングを連続して実施していました。彼のライブは表現者としての大いなる武器です。いつも実施する必要はないでしょうが、見知らぬ土地での自己アピール、他者との交流には最高です。封印などという言葉は死語にして、大阪人に藤谷パワーを見せつけたらと思う。

 なかなか道内の方は遠くて見れないと思います。関西に絵好きのお知り合いが居られましたら宣伝して下さい。
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by eitu | 2010-06-02 10:02 | ●[道外:関西 九州 他]
2010年 03月 07日

⇒企画展) 近江八幡市 「この世界とのつながりかた」 10月24日(土)~2010年3月7日(日)


○ この世界とのつながりかた
  
 会場:○ボーダレス・ミュージアムMOA + 尾賀商店(滋賀県近江八幡市)
      滋賀県近江八幡市永原町上16・旧野間邸 
f0142432_1423099.jpg      問い合わせ・電話

     ○尾賀商店
       滋賀県近江八幡市永原町中12
       (尾賀商店と美術館は3分の距離)

 会期:2009年10月24日(土)~3月7日(日)
 休み:基本的に月曜日
 料金:一般・500円 高大生・450円 中学生以下・無料
                  
 主催:(社福)滋賀県社会福祉事業団 当館(ボーダレス・ミュージアムMOA)

 【参加作家】
 秋葉シスイ 奥村雄樹 川内倫子 仲澄子 橋口浩幸 松尾吉人 松本寛庸 森田浩影
   
ーーーーーーーーーーーー(1・21)

f0142432_14243757.jpg 以下、パンフよりの私的要約。

 ・・・見える生活の場としての「この世界」、見えない内面としての「この世界」。生きるとは、この二つの世界をすりあわせることかもしれない。
 この展覧会では、その二つの世界のすりあわせを粛々と続けている人達の紹介の場です。
 17歳から92歳。世界的アーティストから精神病院で暮らしている人。シンプルな作品、コンセプチュアルな作品。そういう違いはあるが共通点は二つの世界を横断する時に生じる揺らぎに対して、意識やまなざしを集中させていることです。
 そうして出来た作品はこの世界を積極的に肯定しようとする力強さがある。それは私たちが失いつつある自信の回復になるかもしれない。


f0142432_14259100.jpg 記録のために、パンフを載せておきます。





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by eitu | 2010-03-07 14:00 | ●[道外:関西 九州 他]
2010年 02月 07日

⇒企画展) 大津市 「アウトサイダー・アート展 ~パリ展に行く作家達~」 2月5日(金)~2月7日(日)

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○ アウトサイダー・アート展
   ~パリ展に行く作家達

  
 会場:大津プリンスホテル・コンベンションホール熱海 2F
     滋賀県大津市におの浜4-7-7 
     問い合わせ・電話(0748)31-2481

 会期:2010年2月5日(金)~2月7日(日)
 時間:5日 ⇒ 12:00~24:00
     6日 ⇒ 9:00~24:00
     7日 ⇒ 9:00~11:00
 料金:展覧会のみ・500円 
     ギャラリートーク ⇒ 5日1500円 6日2000円
      (詳細はパンフを拡大して確認して下さい。)
                  
 主催:(社福)滋賀県社会福祉事業団 ボーダレス・ミュージアムMOA
   
f0142432_14374335.jpgーーーーーーーーーーーー(1・21)

 2010年3月22日(月)~9月中旬に、パリ市立アル・サン・ピエール美術館で「アール・ビュリュット・ジャポネ展」が開催されます。20都道府県の作家65名による約1000点の出展です。その関係者達によるプレ展です。
 作品も気になるところですが、ギャラリー・トークも重要です。とても見に行けないので、講演レジメだけでも読みたいものです。講演タイトル名だけでもワクワクします。

 後々の記録になるので掲載しておきます。
 なお、パリ展には札幌からも畑中亜未さんと西本政敏さんが参加しています。
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by eitu | 2010-02-07 14:06 | ●[道外:関西 九州 他]
2008年 12月 29日

⇒個展) 大阪市・AD&A 「谷口顕一郎・Hecomi Study #15」 1月9日(金)~1月23日(金)

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○ 大阪・ハンブルグ友好都市提携20周年 
    谷口顕一郎  Hecomi Study #15
  
 会場:AD&A gallery
     大阪府大阪市西区京町堀1-6-12 
     電話(06)6443-3300
 会期:2009年1月9日(金)~1月23日(金)
 休み:木曜日(定休日)
 時間:?:00~?:00

 主催:日独文化交流実行委員会
   
ーーーーーーーーーーーーーー(12・29)

 テンポラリー会場で、帰国中の谷口君からDMを頂く。そして、以前にドイツで開いた個展のための小冊子をはさんで、今展の概容を知ることができた。

 冊子には見開き2頁の道路の写真があった。長さは10mはあるだろう。全てはここから始まった。
 
 場末のようなひなびた通路、痛みが激しい。谷口顕一郎はその傷を「凹み」と語る。きっとこの通路を多くの人や乗り物が踏みしめたことだろう。アスファルトだから作られたのはそんなに大昔ではない。せいぜい戦後だ。補修されずにいるということは、今では利用価値が低い場所なのかもしれない。だが、通路(場)自体はかなりの歴史を持っているはずだ。中世まで降れるかもしれない。
 そういうドップリと血なまぐさい場を、作家は視覚表現の線・面の模様として捉えなおす。通路の模様をトレースして、その模様の実物大を黄色いプラスチック版として制作する。それを適当に切り刻んで兆版で連結し直す。拡げれば元の通路の傷(凹み)にすっぽりと収まる。折り曲げていけば千差万別の立体造形にもできる。DMの宙に浮いた黄色い作品が正にそれだ。可能性の一つでしかない。

 谷口顕一郎は通路の物質性、傷ついた理由としての時間性や社会性を一端は無視する態度をとる。自然や社会を不問にして、美それ自体に執着かのような態度をとる。だが作品の無機質な色合いとは裏腹に、画家自身が通路(場)に拘った生理がむき出しではないか!傷(凹み)の具体的な関係性から離れて、画家自身の私的関心や肉声を顕わにすることによって、見ることはできない現場に鑑賞者はいやがうえにも導かれるのだ。なんという遠回りな回廊を通って、僕らはベルリンのひなびた傷に戻っていくのだろう。
 写真家ならば現場を彼の感覚で撮影すれば良いだろう。画家ならば彼の方法で二次画面に価値を再現すれば良いだろう。

 出来上がった黄色い立体作品。写真で見るだけなのだが心が揺れる。しかも激しく。作家によって人工物が二次加工、三次加工されている。作家のフィルターを通して新たな何かが付加されている。


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     ↑:今展の通路の4分の1くらいの現場風景。
 昨年、テンポラリーで上の写真の凹み作品を見た。それは製作過程の披露でもあった。何とあの時の凹みは全体のほんの一部だったのだ!



f0142432_12374451.jpg →今展は多くの関係者の協力による展覧会です。無味乾燥とも思える谷口・凹みに多くの人が関心を寄せている。それぞれの思いは違うかもしれない。黄色いプラスチックはそれらの違いを無視して楽しく浮いていることだろう。







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by eitu | 2008-12-29 13:24 | ●[道外:関西 九州 他]