2010年 01月 17日
○ サハリンを読む --遥か[樺太]の記憶 チェーホフから村上春樹まで ![]() 会場:北海道立文学館 特別展示室 中央区中島公園1番4号 (中島公園内の東側のレンガ色の立派な建物。) 電話(011)511-7655 日時:2009年11月21日(土)~1月17日(日) 休み:平日の月曜日(定休日) 料金:一般400円 高大生200円 時間:9:30~17:00 (入場は16:30まで。) 【関連イベント】 (パンフを拡大して下さい。) 主催:当館 (財)北海道文学館 ーーーーーーーーーーーーーーーーー(12・22)「なぜ今サハリン(樺太)か?」は分かりませんが、その地に隣接する北海道人としては、もっとサハリンを知ってもいいのでしょう。 文芸作品を中心にして、写真・地図・絵葉書・映像などの資料により、「サハリンをもっと知る」ための展覧会です。 2009年 07月 20日
![]() ○ 語り、継ぐ。 アイヌ口承文芸の世界 会場:北海道立文学館 特別展示室 中央区中島公園1番4号 (中島公園内の東側のレンガ色の立派な建物。) 電話(011)511-7655 日時:2009年5月30日(土)~7月20日(月・祝) 休み:平日の月曜日(定休日) 料金:一般400円 高大生200円 時間:9:30~17:00 (7月17日は、~22:00まで。) 【講座・講演・シンポジウム】◎ 「アイヌ口承文芸のなかの“恋愛”」 講師・本田優子 中川裕 5月30日 ◎ 他(パンフを拡大して確認して下さい。) ◎ 「語ること、聴き取ること -『アイヌ神謡集』を手がかりにー」 講師:横山むつみ 池澤夏樹 7月12日(日) 14:00~16:00 当館 80名(定員) 主催:北海道立アイヌ民族文化研究センター 当館 (財)北海道文学館 ーーーーーーーーーーーーーーーーー(7・5) 今年は知里真志保生誕100年ということで、アイヌ関係の催しが多数開かれています。 今展では、金田一京助(1882~1971)、久保寺逸彦(1902~1971)、知里真知保(1909~1961)らの録音テープ、調査ノート、写真などを中心にした、アイヌ口承文芸研究のための基礎資料の展覧会のようです。 鑑賞そのものは非常に地味なものでしょう。今展に接して、「アイヌ文芸を理解した」というものからは遠いものだと思う。金田一学派と言われた人達の研究のよすがを垣間見る程度です。写真などのビジュアル的な資料が彼等の研究を想像するのに力になることでしょう。 実際問題としてアイヌ研究者で無い人達が、今展で大いなる知識を得るかは疑わしいと思います。ですが、研究者の肉筆に触れるということは、「何か」を得るキッカケになるかもしれない。 講師を交えたイベントを多数用意しています。アイヌ語とアイヌ世界の理解に大いに力になります。 アイヌ研究を目指す学徒にとってはとても大事な展覧会だと言い切れます。なぜなら、アイヌ語の堪能なアイヌ自身が今日では皆無と言っていいでしょう。そして、今後のアイヌ研究は今展の研究者の残した膨大なアイヌ語資料を原資料として、いろいろな角度から迫っていくしかないのが実情だと思います。 特に、知里真志保関係の資料は当館に寄贈されていて、膨大なものと聞いています。大半が未発表の宝の山です。先人の足跡を辿るという学徒の地道な研究、新たな問題意識によるアプローチが未見のアイヌ世界へとつながるかもしれない。 2008年 12月 14日
○ 鳥のことば・人のことば加藤幸子の見つめる世界 会場:北海道立文学館 特別展示室 中央区中島公園1番4号 (中島公園内の東側のレンガ色の立派な建物。) 電話(011)511-7655 日時:2008年10月25日(日)~12月14日(日) 休み:月曜日(定休日) 料金:一般400円 高大生200円 主催:当館 (財)北海道文学館 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(11・28) 1936年 札幌生まれ1941年 中国北京に渡る 1947年 東京に住む 北海道大学農学部卒業し東京に戻る 農林省農業技術試験所、日本自然保護協会勤務 1983年 「夢の壁」で芥川賞受賞 以後、本格的な文筆活動に入る 1991年 「尾崎翠の感覚世界」で芸術選奨文部大臣賞 2002年 「長江」で毎日芸術賞 僕は彼女のことを何にも知りません。当館は文学館ですが、近年、視覚効果を狙った展示で注目すべきものがあります。「文学と美術」という視点で、全然知らない加藤幸子・展にも関心があります。 なるべく文学館のパンフは掲載していこうと思っています。 2008年 06月 15日
○ 企画展 加藤多一と北の風景馬たちがいた 会場:北海道立文学館 特別展示室 中央区中島公園1番4号 (地下鉄・中島公園駅から中島公園へ、中島公園内を池の左側を5分も歩けばすぐにわかります。立派な目立つ建物です。) 電話(011)511-7655 日時:2008年4月26日(土)~6月15日(日) 休み:月曜日が定休日(5・5を除く)、5・7 料金:一般400円 高大生200円 主催:当館 (財)北海道文学館 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 最近のここの文学館は絵画など、ビジュアル面に力を入れた展示をしているようです。昨年に一度だけしか行ったことが無いのですが、その展示に驚きました。文学館=活字紹介というイメージの脱皮を図っているようです。 さて今展、僕は加藤多一のことは全然知らないのです。知らないことは恥ずかしいことではないのですが、「案内版」に載せることには申し訳なさを感じます。生まれ変わろうとしている文学館を注目しているということで、極々一般的な言葉をならべます。(パンフを参照) 1934年北海道滝上町出身。北海道を舞台にした物語・絵本・エッセイなど幅広い世代に向けた著作を発表。「激しい北の自然の中で生き抜く登場人物の心情を通して、作者の愛と憎しみをあわせもつ北海道への強い執着が伝わってきます」 今展では「馬」を題材にした作品にスポットを当てて、文学世界を原画とあわせて展示する。 「原野にとぶ橇(そり)」・佐藤忠良絵、「馬を洗って」・池田良二版画、「ホシコー星を持つ馬」・早川重章、「はるふぶき」・小林豊絵、これら4作品を中心に展示する。 ![]() ところで、昨日道新夕刊に「季評 美術・1~3月・久米淳之(あつし・道立近代美術館主任学芸員)」という記事があった。そこにここの催しを「開催が新鮮」と簡単ではあるが褒める文章があった。よほど催しが良かったとみえて写真も掲載していた。現代美術展「雪と風の器」と紹介していた。 どこかでパンフを一度見たような気がするが、ほとんど知らないで終わった展覧会であった。ここのH.P.で調べみると、この展覧会は完全な貸館で当館は協力・後援など一切関係ないような紹介だ。帯広のデメテール関係のイベントで、アサヒ・ビールが資金援助して全国的な催しのようだった。見れなくて残念だった。 問題は久米氏の紹介の仕方だ。嘘は無いが決して褒められる紹介ではない。 理由① あたかも当館の企画のような扱いだ。僕は貸館は悪くはないと思っている。諸般の事情を含めて今後は増えると思う。ならばそのことをしっかりと明示して、責任の所在を明確にした展覧会紹介をすべきだと思う。 理由② この展覧会を知らなかった僕の知識を一般化していうのは誤解を生むかもしれない。が、やはり言っておきたい。多くの人が知らなかった展覧会だと思う。そもそも企画者側は美術展という名前で、何故文学館を選んだのだろう?なぜ公共施設での催しなのに宣伝活動が不足したのだろう?展覧会以前にいろんな疑問が湧くが、全てを不問にして久米氏は展覧会のみ褒めている。久米氏が僕のように単なる一般人なら仕方が無いが、同じような施設に働く道の職員である(注意・当館は指定管理者)。嘘のある文章ではないが、正直な文章ではない。 (この季評文には他にも感ずることがあるが、ここはそれを語るには不向きだろう。) 2007年 08月 22日
○ 「太宰治の青春」津島修司であったころー 会場:北海道立文学館 特別展示室 中央区中島公園1-4 地下鉄中島公園下車、公園入り口から進んで分かれ道を左に行けば立派な建物があります。 電話(511)7655 会期:2007年6月30日~8月22日(水) 休館:基本的に月曜日 時間:9:30~17:00 料金:一般 600円、高大性 350円。 太宰治、1909年6月19日~1948年。幾度も女性と安易な自殺を図る。女性が亡くなることはあっても彼は生き残る。おそらく生き残る可能性を残していたのだろう。確か最後は手を縛ってだと思った、1948年に玉川上水にて入水自殺、誕生日の6月19日に発見される。享年、38歳。 パンフレット裏面冒頭に 「かれは人を喜ばせるのが、何より好きだった!」([正義と微笑」より) と、ある。「津軽」だったか、東北人が訪問客への対応を描写した場面で、冒頭の言葉のような振る舞いをしていた。「あー、人を迎えるのに無我夢中な人が居るのだな。時過ぎれば、自己嫌悪的な自分に戻るのだな」と、感動して読んだのを思い出す。太宰のピエロ的な姿勢・表現と繊細な知性・感性は有名だ。今展も太宰誕生から本名「津島修治」であった頃の青年期にスポットを当てて、優しさの原点を探るとある。 現在の僕自身の太宰への関心は人間臭さよりも、「文学的虚構性」に関心がある。「止むに止まれぬ優しさの表現」というよりも、「文学的嘘の中に敢て人間臭さを挿入」して、何を太宰は表現したかったかということ。宮澤賢二、寺山修司、石川啄木、坂口安吾などに共通した東北人気質と日本近代化の中で果たした彼らの役割に関心がある。アンチ近代(東京)=コンプレックスと人間臭さに共通の精神を感じる。 知人から招待券を頂いた。文学館は性に合わないところあるが、行けば行ったで楽しんでいる。久しぶりに「文学」館に行ってみよう。見直す発見があるかもしれない。 < 前のページ次のページ >
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