○
国松希根太・伴翼・藤沢レオ
「ある」
会場:CAI02・raum1
中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2
(地下鉄大通駅1番出口。注意⇒駅の階段を下りてはいけません。昭和ビルの地下2階です。)
電話(011)802-6438
会期:2009年3月14日(土)~4月4日(土)
休み:日曜・祝日(定休日)
時間:13:00~23:00
主催:CAI現代芸術研究所
※オープニング・パーティー: 初日 18:30~
(同日は隣室のraum2・3でも「富樫幹『触覚的存在/風景』」の個展の初日、同時刻からのオープニング・パーティーあり。)
※アート・トーク: 3月21日(土) 19・30~
ーーーーーーーーーーーーーーー(3・8)
「ある」、とてもシンプルです。
ここに僕ら3人が「居る」という意味?表現された何かが「ある」という意味?ただ作品が「ある」?
個人的にも気にしている若手3人です。
国松希根太・君、年始のニュー・ポイント展で見ました。「ホロホロ山」、丸太を幅15cm、厚み8cmくらいに縦割りにして、長さは2mくらいでしたか、その上にホロホロ山をまーるく優しくシャープに作っていました。木肌も雪を頂いた雰囲気、非常に秀作だと思った。
伴翼・君は身の回りにある具体的な「物」に拘る人です。デフォルメはしない。その意味では具象彫刻家といえるでしょう。ただ、画題へのアプローチが面白い。極端に拡大したりして、一見何のことだかわからない場合があります。それは奇をてらっているのではないのです。非常に人間臭くて親しみの持てる世界へと持っていくのです。作品は個人の表現世界であると同時に鑑賞者との交流を計る手段でもある。
藤沢レオ・君、最近は「パッサージュ」に取り付かれています。「通路」です。決して「通路」らしい作品ではありません。「作品を通路として見よ!」というメッセージです。そして「通路」ということを互いに考えようというメッセージです。昨年、芸森美術館の池付近に置かれた鉄の「通路」、圧巻だった。本編に沢山写真を載せてしまった。