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朝田千佳子・染織の仕事
--眼には見えないものーー
会場:アートスペース201
南2条西1丁目7 山口中央ビル・6階A室
(東西に走る道路の南側。)
電話(011)251-1418
会期:2009年4月16日(木)~4月21日(火)
休み:水曜日(定休日)
時間:10:00~19:00
(最終日は、~17:00まで)
ーーーーーーーーーーーーーー(3・20)
(DM作品は、「ずっとここにいたよ」・2100×2600mm。)
朝田千佳子さんは麻を粗く透ける感じで織り、染色していく。麻色と織りの透明感を生かした染めは輪郭線を押さえて淡く茫洋としている。
月か太陽か、上部に円い形が描かれ、全てはこの円との関係で造形が成立している。
DMの下部に描かれた模様は人物のシルエットに見える。大きな人が母か父で子供が寄り添っているのだろう。今作はいままでになく強く明瞭に物語を込めている。
「眼に見えないもの」、それは愛情かもしれない、物を成り立たせている空気かもしれない。画家は不可視の世界を見ようとする、感じようとする、目に見えるものにしようとする。たとえそれらが作品として「見えるもの」になったとしても、見る人はそこに「目に見えない」何かを感じる。
例年ここで個展をされている。2年ぶりの個展ではないでしょうか。