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2009年 05月 14日

⇒個展) 山の手 「藤倉英幸・はり絵新作展  ~あの日、見た風景たちへ」 4月20日(月)~5月14日(木)

⇒個展) 山の手 「藤倉英幸・はり絵新作展  ~あの日、見た風景たちへ」 4月20日(月)~5月14日(木)_f0142432_11472770.jpg○ 藤倉英幸・はり絵新作展
    ~あの日、見た風景たちへ

 会場:ギャラリー山の手
    西区山の手7条6丁目4-25・サンケンビル1階
    (発寒川に面しています)
    電話(011)614-2918
 会期:2009年4月20日(月)~5月14日(木)
 休み:日曜・祝日(定休日)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(3・29)

 藤倉英幸さんのはり絵は一見に値します。
 ロビーだとか、いろんな場所で氏のシルクスクリーンの複製作品を見る機会があると思います。明るく暖かい風景画ですから、際立った個性も無く場がくつろげれるからでしょう。小品の複製ですから、値段もお手頃ということもあります。

 ですが、原作のはり絵は一味違います。二味、三味以上の違いがあります。
 まず、色の質感が全然違う。はり絵の色も印刷されたものだし、複製画以上の色ではないはずなのですが、はり絵の画材の紙そのもの優しさとからみあった色なのです。
 そして、あきらかに貼られたとわかる一枚一枚がリズミカルなのです。このリズムが画題の風景を覆っている。単に絵の色や風情からくる軽やかさではなくて、絵を支えている構造が波打っているのです。平面のリズムです。
 平面のリズムと言いましたが、立体的なリズムもあるのです。色相互に微妙な違いがなくて領域がはっきりしていて、流れるような遠近感は生まれない。その代わりに、ポンポンと弾むような遠近感になっている。

 氏は肉筆の油彩も描かれます。画題は同じ風景で、構図も同じです。残念ながらはり絵の魅力には及ばない。不思議なものですね。

 というわけで、是非ご覧になって下さい。
 

by eitu | 2009-05-14 11:16 | 山の手


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