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二代・川喜田半泥子の焼き物の目
会場:さいとうギャラリー
中央区南1条西3丁目1
ラ・ガレリア5階
(北東角地。
1階が日産のショールーム。)
電話(011)222-3698
会期:2009年12月8日(火)~12月13日(日)
時間:10:30~18:30
(最終日は、~17:00まで)
ーーーーーーーーーーーーーーー(12・10)
火曜日に訪問してきました。
川喜田半泥子は三重県で竜合窯を主宰されていて、古希を過ぎたベテランです。平成3年以来の当館の個展です。初代・半泥子は祖父にあたるそうですが、残念ながら、焼き物に詳しくないので初代・二代の作品評価なり人物紹介をすることはできません。
今展、二代・半泥子はご自身の作品と同時に、初代作品や古き東アジアの焼き物を持参された。それらは氏が焼物市や陶芸活動で自らの「芸術家の目」を通して入手したものです。これが素晴らしい。大きなふっくらした祭器や実用性と大胆さを兼ね備えた片口(徳利)など、普段親しむことができない作品を触って楽しめるのです。
それらはご自身の作品と混ぜこぜに並べられていて、いい加減というか無頓着で、時代や作陶者を気にしないで自由に楽しめ、というものです。壁には熊谷守一や有名な文人の書なども並び、その風流闊達さが目を楽しませてくれます。
焼き物を傍らにして会話を肴にしたい、そんなお方にはお奨めの展覧会です。
(もう一度行って、あの陶たちと遊びたいものです。)
ところで、氏の作風ですが分厚くて重たい。だから触って持たないと魅力がわかりません。色は重厚さの中に淡白な仕上げ方です。形にしろ色にしろ、余りこねくらないで、ご自身の腕の欲するところ、目の落ち着くところに任せるという態度です。己を信じる姿が作品に表れています。
ところでところで、隣室では「青山伸枝・恵波ひでおの器二人展」が開かれています。
青山伸枝さんは氏の弟子です。彼女の紹介文が会場にも置かれてあります。文は簡明にして直接・直球そのものです。ズバリ物事の本質のみを語るというものです。しかも、弟子に対する思いやり、協力者の恵波ひでおさんに対する心配りなど、憎いばかりです。飾り気の無い真心が伝わってきます。
隣室も共に楽しんでください。