
○
北の土偶展講演会
北の土偶と世界遺産
【講師】 :
菊地徹夫 (早稲田大学名誉教授)
【日時】 :2012年4月22日(日)
13:30~15:30
【会場】 :北海道開拓記念館 講堂
札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
【料金】 : 無料
【定員】 : 先着100名 (先着順)
【申込】 : 以下の専用ダイヤルで申し込んでください。現在募集中。
受付専用電話 ⇒ (011)898-0500
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4.13)
案内を頂ました。ありがとうございます。
現在、当館では特別展として、「北の土偶展」が開催されています。その展覧会の関連行事です。
土偶に寄せる縄文人の精神性、美学、造型性などが講演の中心になるようです。
もう一つの話題は世界遺産登録に関してです。
現在、「北海道・北東北を中心とする縄文遺跡群」のユネスコ世界遺産登録に向けて、関係者は働きかけています。
もちろん、この遺跡が登録に値するから、努力されているのです。それと同時に、学問研究、その予算確保、はたまた観光への起爆剤など、「遺跡&展覧会の社会的活用」ということもあります。特に、北海道や北東北は経済的に低迷しているので、当地を「土偶頼み、遺跡頼み」で盛り上げようとしているのでしょう。
逆に言うと、「企画展 『北の土偶展』」自体も、単なる博物館活動ではないのでしょう。博物館活動を戦略的に経済活動なり自治体活動、学術活動と積極的にリンクさせようとする試みでしょう。ですから、「世界遺産登録」の為に、今後もいろいろと仕掛けが用意されていることでしょう。高い関心と盛り上がりなくては何事も先には進めないものですから。
関係者の一層の努力奮闘のおかげで、今後もいろいろな古代展、しかも質の高い企画を見ることができるでしょう。大いに期待しています。