
○ 愛する美術
Part2 ハッピー・ライフ
会場:札幌芸術の森美術館
札幌市南区芸術の森2丁目75番地
電話(011)591-0090
会期:2008年2月2日(土)~3月30日(日)
休み:基本的に定休日は月曜日
時間:9:45~17:00 (入館は16:30まで)
料金:無料
主催:当館、(財)札幌市芸術文化財団
【出品作家】
八木伸子 末武英一 鈴木涼子 高坂和子 遠藤亨 扇田克也 大井戸百合子 小川マリ 木内克 砂澤ビッキ 中村善策 本間莞彩 森本三郎 他
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「・・・、日常の生活や身近な自然にあたたかいまなざしを向けている作品を集めました。・・・道内美術館のコレクションに加え、道内で活躍する現代作家の作品を紹介します。・・・」(パンフより)
パンフはその後、何人かの作品にコメントを寄せている。それらはパンフに作品写真が載っているから懇切な解説になっているわけだ。だが、絵解きは展覧会に人を呼ぶ為の言葉・方便であり、その意見そのものを「解」と受け止める必要はないであろう。
例えば
「鈴木涼子は映像作品≪home light≫に映し出されたさまざまな家の表情に、観る人はそこで暮らしを営む人々、あるいは遠くの家族に想いを馳せるでしょう」とある。
僕は何年か前にCAIでこの作品のダイジェスト版に当たるのだろうか、2作一対の写真作品を見た。何組かのマイホーム住宅を写真に撮ったものだ。確かに夕べのたたずまいとしての建物は明かりが漏れて、人の和んでいる様子が想像される。
だが、全体を見渡した時に作家の強烈な眼差しが見える。それは、人を写していないのだ。むしろ、拒否しているといった方が正しい。
新装住宅ーそれを擬人的に「男」と捉えてもいいだろう。実に力強く鈴木涼子は建物を撮っている。一般的にはその建物を購入する資金的源泉は男→父親だろう。父権を父権たらしめている象徴としての建物ーそう僕は見た。父親(父権)の傘の下の家の明かりや和み、その視点は「女」から見た現代社会への問いかけ、といえば聞こえは良いが、作家・鈴木涼子の屈折した断面でもあろう。
・・・僕は紹介しているビデオを見ていない。果たしてそこに人がいるのか?写真作品はビデオ作品とどういう関係にあるのか?・・・やはり自分の眼で確認したくなる。
30日の日曜日までです。