○ 写羅
SHARA Vol.1(写真展)
会場:ギャラリーたぴお
中央区北2西2・道特会館1F (中通り・東向き)
電話(011)251-6584
会期:2008年5月12日(月)~5月17日(土)
時間:11:00~18:00
【出品予定者】
EISHIRO.W KOHK.F SUSUMU.T YOHKO.O YUKI KYHJI.H
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最近のたぴおのDMはこっているというか、とてもお洒落です。お馴染みの色付き厚手の紙に、シンプルかつ機能的なDMにお目にかかりません。新生たぴおの広報宣伝の模索している様子が伝わってきます。
今回のDMの最大の特徴は参加者を横文字で紹介していることです。しかも、性は伏せて、名前をメインにしていることです。機能性を加味して、中高年にも分かりやすいように大きい活字です。知っている人というか分かる人は「渡辺英四郎、為岡進、林教司」の3人です。他の方がどんな人か楽しみです。
ところで「写羅」、凝ったタイトルです。「写真」を意味しているのでしょうが、気になります。調べてみました。
○ 「写羅」考
「羅」を写す。「羅」とは何ぞや?網で鳥を覆うと有ります。捕獲することです。字義的には捕られる鳥よりも、捕る網の方が重要な感じです。仕掛け網のような物を「羅」といい、その網のようなうすぎぬを「羅」ともいうことです。
「写羅」、鳥ならぬ何かをうすぎぬのような網(撮影者の目であり、カメラ)で、覆い写し捕る。「写真」は「真」を写すが、対象の真実には拘らない。網のように捕(撮)るという撮影者の行為に力点を置いたネーミングなのでしょう。その時、うすぎぬは剥ぎ捕られないで作者の目のように対象に覆いかぶさったままで、鑑賞者の前に作品として現れる。だから、写真は真実ではない。あえて言えば、「写我」という含意でしょうか。