
○ 書家・上田桑鳩(そうきゅう)展
「桑鳩さん はじめまして。」
会場:滝川市美術自然史館
滝川市新町2-5-30
電話(0125)23-0502
会期:2008年4月19日(土)~6月8日(日)
時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)
休み:定休日は基本的に月曜日
料金:無料
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【略歴】
1899(明治32)年 兵庫県吉川村(現・吉川町)に生まれる
1929(昭和4)年 比田井天来の門に入り、古典を学ぶ
1968(昭和43)年 死去。作品集・入門書・各種指導書など多数の著作
上田桑鳩は戦後の前衛書を代表する一人である。彼は北海道の人ではない。
「前衛書家として活躍した上田桑鳩は、滝川の書家・少覺史山氏との交流が縁で滝川に多くの作品を残し、そのことが、当館設立のきっかけにもなりました。その収蔵作品数は、全国一です。
これら収蔵作品を紹介する展覧会を開催しております。」(以上、当館のウエブ・サイトより)

彼の書は深く知らない。彼の著作を一冊持っている。「書の鑑賞と学び方」(明治書院 昭和30年10月初版 1050円)だ。古典臨書の基礎訓練の為の実践書だ。原本の写真印刷があり、桑鳩のその臨書が添えられてある。実に驚くべきことだが、多種多様な古典書を自在に臨書(コピー)しているのだ。古典研究の成果ではあろうが、桑鳩の現代的デザイン感覚の素晴らしさと言う他はない。秀でた造形感覚とも言える。が、ここまで自由自在に古典を闊歩できるとは、造形とは違うような気がするのだが・・・。(いずれこの本のことは本編で書きたいと思っている。)おそらく文人気質の強いひとだろう。そして、書をヨーロッパ美学に対峙させ、それに追いつき追い越せという気概で、造形感覚を磨いたのだろう。書物も多いから、理論武装も手がけたのだろう。
「書の何たるか解明する」ことを課題にしていた書家の一人だと思う。
前衛書から絵手紙のような作品まで沢山あるのだろう。見に行こうと思っている。