○ 藤谷康晴・展覧会
ー白昼の神隠しー
会場:ギャラリー・門馬 ANNEX
中央区旭ヶ丘2丁目3-38・(バス停旭ヶ丘高校前近く)
電話(011)562ー1055
日程:2008年6月20日(金)~6月29日(日)・会期中無休
時間:11:00~19:00
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案内状を頂きました。有難うございます。
DM、素晴らしい作品だ。直線や図柄など、一見するとコンピューターによる合成のような感じがするが、そんなことはないだろう。
幾何学的な線や曲線のレイアウト、装飾的で爛熟した図柄、どこをとっても藤谷康晴君の情念を吐き出したような線描画だ。
具象的世界はは若冲であり、ニワトリとなど幾つもの動物が神隠しのように絵に閉じ込められている。
抽象的世界は宇宙創成なり、生命のミクロを暗示している。
昨年は月一のペースでライブ・ドローイングを実施していた。多くの人はそのエネルギーに驚いていた。僕は驚かない。彼にはもっともっと高みに行ってもらいたい。失礼を省みず、そのライブ模様を批判を含めて書いた。多くの人に彼のことを書いてもらいたい。たとえ非難であっても、肥やしにこそなれ、それで書き手を嫌いになるということはないだろう。
今年の見始めは札幌美術展であった。札幌の都心を描いた絵巻模様が部屋を一周していた。既発表作品ではあるが、全てを観覧できるような展示は始めてだろう。静寂と緊張感、マンホールなどはニコニコマークにも見えたりしてユーモラスなところもあり圧巻であった。繋ぎの部分に数点ではあるが新作もあった。細密画ではあるが、ぼやけた感じもして、それが不思議な距離感、空気感を出していて、あらためて彼の充実振りを思った。
久しぶりに新作の壁面作品をまとまって見れる展覧会だ。本当に楽しみである。
参考サイト⇒
455)②テンポラリー 「木村環×藤谷康晴 ・乱」 終了・2007年12月30日(日)
478) 資料「2007年藤谷康晴・ライブドローイング&個展の栄通記リンク」