
○ 木村環・作品展
“anger is holy”
会場:ギャラリー・門馬 ANNEX
中央区旭ヶ丘2丁目3-38・(バス停旭ヶ丘高校前近く)
電話(011)562ー1055
日程:2008年6月12日(木)~6月18日(水)・会期中無休
時間:11:00~19:00
※ 開催期間中、展示会場内で一部公開作業致します。何卒ご了承ください。
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(DM作品は、鉛筆画 2008年 20×17cm。)
木村さんがいつ頃から発表されたかは知りません。昨年は大いに刺激的な作品・企画で、札幌美術ファンを楽しませたのは間違いないでしょう。
今年も僕の知るところでは3回目の個展になります。精力的な制作・発表だと思います。彫刻家・流氏が「表現者は沢山制作できないといけない。それが出来るかどうかが、表現者かどうかの目安だ」という主旨のことを語ったと思うのです。木村さんの活動はまさにこの言葉を体現していると思います。
今年、その二度の作品展を見ました。
ユリイカでは、作品数は多かったですが、内容的には新鮮味に欠けていて、今年の顔見せという感じでした。
先日の門馬ANNEXでは、少女アリスの不思議の世界での振る舞いをコミカルに描いていました。少女の服を赤にして、他が黒の鉛筆ですから、ツートン・カラー、目を引く趣向です。表情もおかっぱ姿で腕白というのかお茶目で微笑ましい。いつもとは違っていて、楽しませていました。レパートリーの広がりを感じて好ましく見てきました。
幸い、作品写真は門馬H.P.に綺麗に沢山ありますから、関心のある方は鑑賞して下さい⇒
こちら。(会場は写真撮影不許可で、おそらく今後も続くことでしょう。栄通記にも記事には取り上げにくい作家になりました。残念です。)
最後になりましたが彼女のDMについて。どのDMも実に見易く、作品の再現性の高いものです。DMに対する作家の思い入れが伝わってきます。個展を記事にする機会は減るでしょうが、DMだけでも記録として「案内板」に残しておきたくなります。
今年もまだまだ発表は続くでしょう。楽しみな作家です。

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